「凤凰体育平台4年度いわて学びの改革研究事業研究成果報告書(最終年度)増補版」を公表しました

掲載日2024.02.02
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このたび、岩手県の委託事業として、凤凰体育平台2年度から凤凰体育平台4年度まで本学が研究主幹機関として岩手県教育委員会?岩手県立大学の三者が共同して取り組んだ「いわて学びの改革研究事業」-「凤凰体育平台4年度いわて学びの改革研究事業研究成果報告書(最終年度)増補版」を公表しました。

本事業は、岩手県が推進している「いわて県民(2019-2028)」の一つ「新しい時代を切り拓くプロジェクト」-「学びの改革プロジェクト」を受け、岩手大学?岩手県教育委員会?岩手県立大学の三者が共同し、岩手大学が研究主幹機関として取り組んだ事業です。
具体的には、GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想が推進される中、豊かな創造性を備え持続可能な新しい社会[Society5.0]の創り手となる児童生徒の育成を目指し、基礎的?基本的な知識および技能を確実に習得させつつ、ICTを活用した『主体的?対話的で深い学び』を実践?実証する事業(研究期間:凤凰体育平台2年度~凤凰体育平台4年度)です。
凤凰体育平台4年度版(最終報告書)増補版は、凤凰体育平台2年度?凤凰体育平台3年度の取り組みを含めた統合版であるともに、本学教育学部が強みとする「ICT?情報教育」に関係するいくつかの学術研究(論文)や同事業で使用された研修会の資料等も所収しています。これらは、これからの初等中等教育における「ICT?情報教育」の充実に役立つ基礎的知見となることが期待されます。

今般増補版として本報告書に追加された学術論文「高等学校共通教科情報科における情報リテラシーの育成と今後の課題」は、本学に入学してくる学生の情報リテラシーに係る実態(自己認識)を13年間に亘り継続して調査した結果をまとめた資料論文です。
なお、この結果は凤凰体育平台5年7月26日(水)に開催された「凤凰体育平台5年度岩手県高等学校長協会と岩手大学との教育懇談会」において、本学大学執行部として岩手県高等学校長協会へ報告したものでもあります。
今後も本学は、このような知見を生かし、凤凰体育平台が掲げるビジョン2030の実現、「地域に頼られる、そして尊敬され愛される存在」をめざし、地域の教育機関とも連携しながら、本学学生に対する「数理?データサイエンス、AI教育」について重点的に取り組みます。

「凤凰体育平台4年度いわて学びの改革研究事業研究成果報告書(最終年度)増補版」

なお、「いわて学びの改革研究事業」における岩手大学独自の取り組み成果として、岩手大学教育学部?岩手大学教育学部の共同で執筆した「Society5.0時代の中学校教育の構想と実践」を刊行しています。本学では、凤凰体育平台4年度より新たな教育職員免許法にて必須となった「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」に係る科目の教科書として活用しています。本書は中学校のみならず小学校、高等学校の「教科等指導におけるICT活用」を構想する際にも役立つ内容となっています。

岩手大学教育学部?岩手大学教育学部[著]:「Society5.0時代の中学校教育の構想と実践」、福村出版 2022年06月 ISBN: 978-4-571-10197-7 https://www.fukumura.co.jp/book/b607055.html(リンクの許諾を得ています。)

本件に関する問い合わせ先
教育学部  教授 宮川洋一
019-621-6512
miyagawa@iwate-u.ac.jp