岩手大学平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーや講演会等を定期的に開催しております。
今回、平泉文化セミナー第81回例会を以下のとおり開催しますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。
凤凰体育平台7年6月28日(土)14:00~16:00
岩手大学教育学部1号館2階 E21講義室
演題
平泉成立の史的基盤
~古代蝦夷をめぐる考古学的文化と人間集団~
発表者
東北大学総合学術博物館教授 藤澤 敦 氏
要旨
平泉の社会を担った人々については、古代蝦夷との関係が問題となってきた。古代蝦夷が史料に姿を現してくる過程の東北北部を見ると、古墳時代には北海道の続縄文文化が南下し、7世紀の飛鳥時代には一転して倭系の土師器文化が拡大する。ただし土器様相は南部と異なり、墳墓も独自性が強い。これら考古資料の分布を、文献史料に見える蝦夷の領域と比較すると、無視し得ない「ズレ」が存在する。そもそも様々な文化要素は、漸進的な変移を示すこともあり、慎重な検討が必要となる。このような、考古学的文化の変移と人間集団の関係についての検討成果を参照しつつ、平泉成立の歴史的背景を考古資料から探る方法を考えたい。
無料
●会場参加の方は、事前の申し込みは不要です。
●Zoom参加を希望される方は、6月25日(水)までに下記問い合わせ先までメールにてお申し込みください。(ただし、視聴のみとなります。)
●会場参加の方はマスクをご着用されることをお勧めします。
●体温が37.5 度以上の場合は入場をお断りする場合があります。
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